20171207 なんだかうまく言えないけれどとってもいいのさ学部2年授業
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なんだかうまく言えないけれど、いろんなものに圧を受けて、ブログの更新もままならない感じ。
3つほどある大きな山の1つを終えた感じなので、忘れないうちに、今日の授業のことを書いておこう。
本当言うと、過去の日のことを書いていないので、そこもあとで追加したいと思うけれど。
木曜日4限。(何度か書いていますけれど)「理想の授業」を続けています。もともとの、アイデアは東北福祉大学の上條晴夫先生です。が、上條さんが行っているほどのほどの事前と事後の丁寧さに欠けるので、比べてしまったら、いつものわたしの通りに中途半端さは否めません。 が、それでも、わたし、「いいなぁこの時間」と思って見ています。
学習指導要領等の指導内容を念頭に置かずに、自分の「好き、強み、こだわり」を「活動的に授業する」ことだけを目指します。 となりますと、授業者の学生さんはぶれないのですよね。とにかく、「伝えたいこと」を「伝えたい」という工夫だけに特化してくるわけです。いろんなことが教室で見ることができます。
今日は、20分の中に「恋愛観」「YouTube」「作詞」「ギター演奏」そして「みんなで合唱」というのが入ってきました。若者の、感性にノックアウト(あれ、この言葉遣い自体古いねぇ)です。若者達は、わたしたちおじさんに比べて「表現」が巧みです。もし、わたしたちの前で表現できない若者がいるとしたら、それは、わたしたちが表現させないようにおじけつかせているのかもしれません。要注意です。とにかく、わたしたちはいるだけで老害になる可能性があるわけですからね。 これ、教育実習とか新人として学校に入っていくと真っ先に「つぶされていく」部分なんだろうなぁと思うわけです。個性がなくなり、面白みがなくなる……。「伝えたいこと」を自分の得意や感覚を用いて「伝える」ってとっても楽しいし、おもしろいことなのに……。だから、少しでもがんばってね、したたかにね、と伝えてはいますが……どうなることでしょうか。 20分の構成、学生さんは、みんなダラダラです(笑)。今のところ、6人の授業を終えたのですけれど、全然構成的ではありません。わたしだったら絶対に行うであろう、「最初に全体を話す」「範を示す」「時間を提示する」といういうことをみなさん、しません。意識しません。
でも、わたし、そこについて指示をしません。今はそんなテクニカルなことではないことを見つけて、感じて、体感してほしいからです。(まぁ、そういう構成的なことは他の授業がカバーしてくれるでしょう。または、わたしの他の授業でしましょう。)
学生さんの授業が、(わたしにとって)おもしろいのは、こうしたことごとく「非構成的」であるところがポイントなのかもしれません。 わたしを知っているみなさんならご存じの通り、わたしは形から入っていくのが好きです。得意です。しかし、ここは形からではなく、大きなでこぼこのある塊をニコニコ眺めて、それを続けていくことで、素敵な塊になっていく……そんな感覚で、見ていたいと思います。
そんな性急に、整えないようにしましょう。未来ある若者を。